だから、掃除機がけを代わりにロボットにさせることにした。
ここで疑問。
本当にロボットが人の「代わり」に なるものなのか。
単に、掃除の手間が一定量「減る」だけなのではないか。
購入後２週間が経過・・・
結論。
「人が掃除機をかける以上に部屋が綺麗になる」
「労力削減効果は、食洗機や洗濯機をはるかに凌駕している」
という感想である。
これは、やられた、と正直脱帽。
持っていない人には単純に購入をお薦めする。マジで。
ルンバ購入に際しては、シャープの国産製品との性能比較記事をネットで徹底的に調べまくった。（東芝の製品はサムスンのOEMなのでそれだけで候補から除外）
比較記事がこれほど多いとは意外だったが、どうやら先行メーカーのiRobot社に一日の長があるらしく、最終的にはそれほど悩まずにルンバに決定。
販売店の３年延長保証に加入し約50k円也。
インプレッションを。
１ まず大量のゴミが取れる
初回は、部屋をくまなく掃除機をかけた上で、ルンバを走らせてみたのだが、掃除後にダストボックスを見てみたら、どこから？ というぐらいの量のゴミを集めていて、マジびっくりした。
多分部屋の隅などはブラシで掻き出す方式なので、これまで普通に掃除機で取り切れていないゴミまで集めているんだろうと思う。
特にフローリングでは表面に少しでも砂粒があると裸足にひっついて不快なのだが見事に取りきれているし、綿ぼこりもフローリング、畳、毛足の短い絨毯、いずれのサーフィスでも十分な掃除ぶり。
ただ、うちは猫を飼っているのだが、猫の細く細かい毛は絨毯から完璧に取り除くことはできない。もっとも、猫の毛がどれほどしつこいかは飼っている人なら分かるだろうが。
２ 音はさほど静かではない
記事だと、この点ではシャープ製の方が圧倒的に優れているらしい。しかし、我が家の普通の掃除機に比べればルンバは大分静かではある。ルンバに走リ回られながらテレビを見るのはかなり厳しいレベル。購入者の多くは、スケジュール機能で、日中、仕事に行っている間にルンバに掃除させているようなので、そのような使い方だと騒音はあまり関係ないんだろうと思う。
tskは今のところスケジュール予約機能は使っていない。tskの家は風呂が２階にあるので、夜子どもが寝た後、１階を整頓してルンバのスイッチをポン！（ホントにワンプッシュで動き出す！）あとはのんびり風呂に入っているうちに１階のほぼ全フロアの掃除が勝手に進行する・・・みたいな感じで快適なのだ。
３ ゴミの性質を学ぶことができた
どういう意味かというと・・・「空き家には砂ぼこりがたまる。人の住む家には綿ぼこりがたまる。」というのを聞いたことがある。今、ルンバを大体２～３日に一度、リビング＋和室＋キッチン（計２２畳ぐらいの広さ）を夜間走らせているのだが、毎回、これでもかと言うぐらいゴミを集めてくれる。すこしずつその量は減ってきているのだが、それでもかなりの量である。ほとんどが綿ぼこりなのだが、要は毎日かなりの量の綿ぼこりが日々の暮らしの中で生産されているらしいということが分かったのだ。ほとんどが衣服由来で、人の動きの摩擦で服から分離したものらしい。1粒なら砂粒、2粒でも砂粒、でもある量からそれは砂山になるのと同じように、綿ぼこりが目に見える状態はかなりヤバイ状態で、目には見えなくともフローリングにはかなりの綿ぼこりが散っていることがルンバによって気付かされた。
偉いぞルンバ。
４ けっこう賢いし、アバウトな使い方が可能
フロアを完全に片付けないとダメかなと思っていたが、実際にはそんなことなく特にコード類はコンセントから抜くかテーブルの上に乗せるかしないとダメだろう・・・と思っていたが、ごく細コードはからまってしまってダメだが意外にもコードは普通に乗り越えてくれるし、少しぐらいの段差（２ｃｍまでらしい）は物ともしない、階段や玄関などの段差は自動感知し落下しない。テーブル下に当たり前のように潜り込む姿を見ると、おー！！、と感嘆してしまう。
ルンバの動きは、一言で言えば、「ランダムな動き×長時間＝悉皆的掃除」だろうと思う。
基本は、直進して、障害物見つけたら手前で減速、接触したら３０度～９０度（ランダム！）左または右に旋回、また直進・・・なのだが、時に壁沿いに進んだり、ゴミをセンサーで感知し前後往復運動をしたり、小さい障害物だと周囲を回転したりと、見ていると動きにバリエーションが多い。どこかのページで６０の動作選択肢から最適なものを選択・・・みたいな記述があった。
いわゆるゲーム理論でいうノードが数多い状態だから・・・それだけ多彩な結末を視野に入れた作動想定なんだと思う。
人工知能部分が軍事用の無人ロボット用がベースだというのも個人的には気に入った。
最先端テクノロジーを所有するという満足感がある。
買って良かった。というかもっと早く買えば良かった。
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