吉田カバンのブリーフケース「ポーターヒート」
通勤用のブリーフケースを新調した。
買ったのは、ビジネスマンの定番アイテム、吉田カバンのポーターシリーズ。タイプは「ヒート」。
ポーターシリーズの中でも、最もスパルタンでヘビーなイメージのタイプ。
ちなみに、今まで使っていたのは、超定番メッセンジャーバッグの「ティンバッグ2」。
使ってみるとこれはこれでかなりすごかった。感服。
圧倒的なポケット数で超機能的だし、脅威の耐久性、耐候性、軽量、安い(8000円ぐらいだった)、十分な容量、汚れたらザブンと水洗い可。(先日アリエールで丸洗いしたら新品のように!)
しかし、唯一の難点は・・・手持ちハンドルがないこと。
これはメッセンジャーバッグなので当たり前だし、もともとサイクリング用として購入したため納得していたはずなのだが。
あまりにも機能的で頑丈なため、いつしか通勤に使うように・・・
tskは車通勤で、駐車場から職場までが徒歩移動なのだが、車から降りるとき、助手席のバッグを左手で持って車から降りようとする・・・するのだが、・・・持てない。
ショルダーストラップを持って持ち上げようとすると、長くて左手が天井に当たってしまうし、底に手のひらに差し込んで手のひらにバッグを載せる感じで持ち上げるのは重いし、不安定。
基本ショルダーストラップ以外に持ち手がないから非常に困る。
「ティンバッグ2」の名誉のために言っておくけど、メッセンジャーバッグとしてはたぶん最強。
アマゾンのレビューでの高評価続出に納得なのだが、持ち手がないのがtsk的に不便なだけなのである。
それで今回のブリーフケース探しとなるのだが、選定基準を以下のとおりとした。
0 持ち手があること
1 頑丈なこと(傷、裂け、金具の故障、縫製のほつれ、材質自体の劣化等に5~6年は耐えてほしい)
2 見た目もそれなりなこと(年齢相応の落ち着きのあるデザイン)
3 認知されたブランドであること(怪しいブランドは×、後に修理依頼する場合にも大切)
4 評判の良い品であること(今時、ネットで買えるモノは大概レビューを調べられるので)
特に1にはただの頑丈さだけでなく、こだわりが・・・
それは、神経質な取り扱いを求められるカバンは × ということ。
例えば、「雨に濡れたら、すぐに水気を取り(こすらずに、吸水性の高いタオル等を押し付けるようにして)、日陰の風通しの良い場所で乾かしてください。」みたいな取り扱い注意書きを見るとゲンナリしてしまう。
外出用のカバンなんだから、雨の日に濡れるのは当たり前かなと、帰宅後、カバンなんてぱっと放り出して、また次の日、何事もなかったかのようにそのまま使うだけ。
そういう何も気にせず、メインテナンスフリー的な使い方ができると幸せ。
この結果、最終的に絞られた候補は2つに。
TUMIの「ALPHA」シリーズ と
吉田カバンのポーター「ヒート」シリーズ に
値段(実売価格だとややTUMIの方が安い)も、デザイン(ややTUMIの方が無骨)も、頑丈さ(メイン素材がバリスティックナイロンでほぼ互角)も大差なく、ステータスの面でTUMIがややリードかな。んーーどうしようか?と悩んでいたが最終的に決め手になったのは・・・
重さ、というか軽さ。
TUMIの購入者レビューでかなり多くの方が重さに言及していたのに対し、ポーターではほとんど見かけない。
仕様を見ると、A4薄型ブリーフケースで、TUMIが1.4kg前後、ポーターが1.0kg前後。(もちろんモデルにより細かく重さは異なっているが・・・tskが購入比較したモデル同士だとこのぐらいの差)
TUMIのレビューだと
「デザインがいいからか、実際に持ってみるとあまり重さを感じない」
「1.4kgと書いてあったので心配だったが、まったく問題なかった」
等とあり、やはり重さを気にする書き込みがそれなりにあり、悩んだ末、軽いにこしたことはないかと最終的にポーターヒートにしたのだった。
「TUMIは実際に持ってみると重さを感じない」というレビューがいくつもあるのだが、正直なところ ??? かな。
現実にそれだけの重さはあるわけだし、「それって錯覚?」、「そう信じたいだけ?」的な微笑ましさが感じられる(笑)。
んで、届いたポーターヒートの感想。
使用感については、頑丈さ、機能性、つくりの丁寧さ、デザイン、いずれも満足。
ポケットの数はティンバッグほどではないが、十分にして、かつ、サイズごとに物を分類収納可能。持ち物の多いtskには助かる。
また、特につくりの丁寧さは◎、縫製も手抜きなし。総合点で95点。
一方、気になる点が2つ。ここで△5点。
フロントファスナーの持ち手がマグライトになっているがこれは明らかに不要。
ブリーフケースのファスナーの取っ手から発する光の使い道って何?って感じがする。
なので速攻外して、とりあえず100均から買ってきたストラップに付け変えた。
また、その時に気付いたのだが、フロントファスナーは特殊なロック機構付きになっている。
ストラップなり、持ち手でファスナーを上に持ち上げながらでないとスライド出来ないようになっているのだ。
おそらく、意図しない衝撃で開いたりしないようにとの配慮だと思うが、正直不要。
「持ち上げてからスライドさせる」の意識を必ず要求される分だけ普通のファスナーに比べ開けにくく、閉めにくい。(実際に開けにくいわけでなく、開閉に負担感というか余計な気遣いを求めるということ自体が負の要素になってしまっている)
ファスナーとしての構成パーツも増え可動部も多くなるので、将来的な故障リスクが跳ね上がる、と利点が見いだせない。
こういった繰り返し(反復)動作型のメカニズムはシンプルであることこそが最高の機能のはずなんだけどなぁ。設計思想的にプチ残念。
この2点については、不要な機能にコストを掛けてしまっていると感じた次第。
それからマチ幅。
ラインナップにはマチ幅が何種類かあるのだが、tskはスリムな方から2番め「55mm」にしたが、もう少し幅があってもいいかな、と思った。ラインナップではその次が「60mm~110mm」との可変型になってしまってデザインが大きくスポイルされている。
できれば70mm幅ぐらいのモノがあると使いやすいかな、と思った。
打ち合わせの出張では、最大で数冊のファイルを収納するが、それがギリギリ入るレベルである。もっとも、ポーターヒートで次に広い固定幅のものは「110mm」で広すぎ、普段使いデザインとしては冗長過ぎて選択肢にすらならなかったのだが。
不思議な点としては、吉田カバンのバッグはどこの店でも値段が同じなこと。普通、バッグなんて買う店によりかなり値段が異なるはずなのだが、気味が悪いほど一律の価格・・・。TUMIは定価売りから激安ショップでの55%引きまであったのに! これってメーカー側の売値縛り? 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(いわゆる独禁法)にひっかからないの? と心配になった。
しかし、総じていいブリーフケースである。満足度が高い。
しっかりした作りでかなり長く使える予感がする。
また一つ永年愛用品リストに優良アイテムが加わった。
別のジャンルへ
オーディオ 芸術・アート
国産鉱物 腕時計 ブランド
名作椅子 革靴 鞄
美食・酒 謎・テクノロジー・宇宙
0 件のコメント:
コメントを投稿