2009年1月12日

No.11 またヴァイオリンを買ってしまった ~「Andreas Jovani 2005」~

先日、ヴァイオリンを買ってただいま練習中なのだが・・・
ある日気付くと、見たことのないヴァイオリンが手元に。

・・・

・・・
・・・ そう、イヤな予感のとおり  

まだへたっぴのくせに、また新たなヴァイオリンを買ってしまったのである。

へたっぴどころか、構えとボウイングの練習しかしていないから、ドレミファすら弾けないのに・・・
まあ楽器であるとともに美術工芸品ですから。ヴァイオリンは。
いやいや、それではいかんと思うのよ。自分でも。




実は、クラシックのCDやコンサートを長く聴いているうちに耳だけは肥えてしまったらしく、明るく派手目に響くKaiming工房のマイヴァイオリンも悪くはないのだが、妻の100年物のzanklと比べるとなんとなく見劣り(いや、この場合「聴き劣り」か)するような。

音に深みがないというか、甘さがないというか、んーほんとになんて言っていいか。
一度でもそう感じてしまったら・・・。というわけ。

で、新作ではあるが、ヨーロッパの製作者のヴァイオリンを購入。

ブルガリアのAndreas Jovani 2005年作。
サイズは微妙に4/4よりも小さい(標準のストラディバリウスサイズよりボディが1cm程度短い)が、弾いてみると気にすることもない程度。
逆にこの微妙な小ささが市況よりも安く買えた理由ではないかと思っている。
オレンジ系のイタリアニス(オイルニス)で美しいアンティーク仕上げ。なんと、ペグとテールピースには贅沢にボックスウッド(つげ)のものがしつらえられている。
あご当てがちょっと変わっていて、ローズウッド製の一般的でないドレスデン型が付いている。

肝心の音は・・・

響きも十分。派手さはないがいい感じ。倍音成分の多いふくよかな音がする。
何より、表板だけでなく裏板も含めボディ全体が鳴っているのが良く分かる。
音の深みという点でのzanklとの差は、木の経年変化がもたらすオールドと新作の超えられない壁ということで。まあ満足かな。

がんばって、練習しよう。とおもったが、実は練習は週末しかしておらず、平日の夜間にも練習できるよう、弱音器を買うことにしよう。そうだ、そうすれば練習時間が確保できて一気に上達するはず。

なんて良いアイディアだ。これでメキメキ上達間違いなし。愛機jovaniにふさわしい腕前目指してがんばるぞ~。
乞うご期待。

次回に続く・・・(ほんとに続くのか?)


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