椅子ヲタ。
それとも椅子フェチか。もしくは椅子マニアか。
なんと呼んでいただいても結構。誰がなんと言おうがいい椅子はいいのである。
もう、購入して2年ほどになろうか。世界的に有名な新居猛さんデザインの「NYチェア」。ニューヨーク近代美術館に永久所蔵されているあまりにも有名な椅子である。
妻の機嫌もたまには取らないと、と思い2脚揃いで買ったのだが、妻の反応はというと・・・
「・・・」
「・・・でかくない?」
「少なくともピアノ教室には置かせないから。」
「すきなとこに置いていいけど。あっ邪魔になんないようにね。」
妻が椅子ヲタではない普通の人だったことを失念していたのだった。
で、2脚とも書斎行きと相成ったのだが、実はこのNYチェア・・・
お・り・た・た・み
できるんですね。使うときだけ部屋の隅から取り出して広げ、使わないときはコンパクトに収納できる優れもの。
座りごこちは、キャンプ用の折り畳みディレクターズチェアなんぞとは比べものにならない。雲泥の差というか、地球と遙か彼方のイスカンダル星ぐらいの開きがある。
人間工学的に良く考えられていて、体を沈めたときの太ももから腰、背中、首に至るカーブに剛性感のある布地が実にうまくフィットするようできている。
横幅も十分にあり、音楽を聴きながら本を読んでいると、無意識のうちにあぐらをかいてしまうこと多々あり、なのである。
1脚2万円弱だったと思うが、たしかに金さえ出せば、もっといい椅子はあるだろう。で、なにがすごいって、なんの変哲もないただのパイプと布切れだけでできた椅子でこのすわりごこちは反則だろうということ。
その気になればアウトドアもオッケーだし。
玉にきず、というか重箱のすみを突っついてみれば、構造ゆえに重量感、安定感に欠けるという点はある。これは可搬性の高さの裏返しでもあるのだが、座ったり、立ち上がったりするときに傾いたりずれたりすることがある。
でも、いい椅子だよ、ほんとに。(最近あんまり座ってないけど・・・)
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