携帯型音楽プレイヤーの両雄と言えば、SONY「ウォークマン」とアップル「iPod」で誰しも異論のないところだろう。
tskの常用パソコンはVAIOノートとMacBookの2台。でそれぞれにコーディネートさせるのが大人の趣味人の常識なので、都合2つのプレイヤーを持っている。(うそ。ホントは8GBでは容量不足となり昨年16GBiPodを購入)
ここで群青色と黄色の組み合わせでビビッときた人がいたらバイク好きの人ね。
そう、あのヤマハワークスの「ゴロワーズ」カラーなんですねぇ。あーあの当時YSR-50が欲しかったなぁ・・・(ゴメン少し脱線した・・・)
話を戻して・・・実は音質比較は以前からやりたかったのだが、時間がなくて・・・今回、同一条件下での比較をしてみた。
音では少し劣るが、デザイン・操作性で 一歩優位・・・みたいな評価をする気はさらさらない。ネズミを捕ってくる猫がいい猫であるのと同様、音が良いプレイヤーが良いプレイヤーなのである。
音を聴くためのガジェットで最もプライオリティーの高い性能は音質である。その他の要素はある意味「おまけ」。単純な再生音質だけの勝負に徹しよう。
で今回比較する機種は・・・
上 ウォークマンA-808 8GB 2年前にiPodキラーとして開発された超気合い十分Sonyの切り札。それまでのラインナップと性能的に一線を画するエポックメイキングな戦略機。
下 iPod nano 16GB 最新の第4世代。歴代最薄に加え加速度センサーを搭載し機能的にも向上。人気・売れ行きぶっちぎりで他の追随を許さず。
で比較条件は・・・
使用ヘッドフォンはオーディオテクニカATH-CK7(実売1万円程度のカナル型)
使用エンコーダは「午後のこーだ」。実は普段のMP3ファイルの作成にはiTunes(アップル)とSonicStage(SONY)を常用しているが、それぞれ自社製品向けに味付けしている可能性が排除できないので・・・
比較ソース 1-128bpsのMP3ファイル「One Sweet Day(マライアキャリー)」、2-192bpsのMP3ファイル「ベートーヴェンの交響曲第5の第4楽章」の2つで実施。前者は、マライアのハイボイスやフィーチャリングしてるBoyz two Menのコーラスがどのように聞こえるのかを比較。ビットレート低めなのはシリコンプレーヤーだと現実的にはこのぐらいかというだけの理由。
一方の後者は当然のことながら、圧倒的なダイナミックレンジの聴き比べとなる。もっとも圧縮音源なのでいかにトータルでそれっぽい音質やバランスになるかと言う観点で聴くことにした。
再生ではイコライザ類はすべてOffして比較。その後にウォークマンはクリアオーディオテクノロジーの機能をOnして再度比較した。
結論
ウォークマンの勝ち。
多分tskだけじゃなく同一条件下で比較すれば、ソースを問わず、10人が10人とも同じ結果を出すだろう。
そのぐらい差がある。
まず、ボリュームを上げた時のホワイトノイズが違う。これでiPodは大きく差を開けられた感じ。
1のファイルでは、さほど音質に差は感じられず。128bpsではかなりの高周波成分がカットされるので差が出にくいか。ただし、ウォークマンはクリアオーディオOnではかなりいい再生音となる。人工臭さの感じられない優れた高音質化処理だと思う。
2のファイルではもう少し再生音に差が出る。コントラバスの低音からピッコロやシンバルの高音までの再生バランス・音のつながり、破綻の少なさでやはりウォークマンの勝ち。安心して聴ける。
・・・でも、売れてるのはiPodの方なんだよね。ソフトや使い勝手、イメージ戦略などの総合パッケージの勝利なんだろうね。少し複雑。
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