tskはウィスキーが好きだ。
かつてはバーボン一筋で、それこそ若い頃はI・W・ハーパー、ジム・ビーム、 アーリータイムズ、フォア・ローゼズ、ワイルドターキーなどをアパートに備えて飲みまくってた頃が懐かしい。
「国産ウィスキーは安物、舶来品の洋酒が高級品。」に洗脳され、実際そんな扱いをしている酒屋や飲み屋を学生時代にたくさん見たせいでそれまでどうしても日本製ウィスキーに手が出なかったのである。(当時の酒税の税率の影響も大きかったのだが・・・)
しかし、近年、スコッチ様式で作られた国産ウィスキーが専門紙のテイスティングでも本場のスコッチ以上の評価を得るものも出てきている(「余市」と「山崎」が有名)ようになってきている。
ぜひ、ジャパニーズウィスキーにも目を向けていただきたい。最近、ちまたで人気のハイボール(専用の塩入ソーダで割ったもの)もうまいが、香りを楽しむにはロックか水割りがやはりおすすめである。
ちなみに、「ウィスキーって銘柄で味が違うの?」 と疑問の方もいるだろうが、このように何種類かを同時に飲み比べてみれば、その味の差異、幅の広さにびっくりするだろう。安物でいいので一度は2種類以上を飲み比べてみてほしい。
写真の「サントリー 白州 12年」、「ニッカ 余市 10年」、「ニッカ 竹鶴 12年」を飲み比べた結果は・・・
いずれも10年程度の熟成期間なので中級品に相当、複雑で繊細、官能的な味わいには欠けるが十分に楽しめる逸品である。同時に飲み比べれば、スモーク感が爽やかな「白州」、シングルモルトならではの強い芳香を持つ「余市」、滑らかさが身上の「竹鶴」の個性の違いが良く分かる。
酔うためでなく、味わい楽しむためにウィスキーを飲む。
BGMはビートルズ。
まさに至福の時間である。
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