買って10か月ぐらいになるtskの常用パソコンの紹介。lenovo ThinkPad R400。
無駄のない質実剛健なつや消し漆黒のボディに世界一のキータッチと称されるキーボード。ThinkPadの象徴、真っ赤に目立ついまや珍しいトラックポイントが中央に輝く。
そのたたずまいは官能的ですらある。(明らかにほめすぎ・・・)
購入までの常用パソコンはSony VAIOノートPCG-GR5E/BP(PentiumⅢ933MHz、2001年1月購入)とMacBook(Core2Duo 2.2GHz、2008年12月購入)の2台。VAIOはXPでメモリーを640MBまで増強したので劇重アプリ以外なら結構まともに動くので、特に困っていたわけではなかったのだが。
・・・例によって「ほしいほしい」病が疼いてしまってレノボのサイトで衝動買いとなった次第。
Core2Duoの2.4GHz、2GHzメモリ、HD250GB、OSはWin7の32bit版。
総支払額は、純正Bluetoothワイヤレスマウス(約6,000円)をオプションで付けて94,000円程度。
今回の機種選定で必要な仕様は以下のとおり。
1 大きすぎず、小さすぎないノートパソコン。(2.2kg~2.6kg程度)
2 ディスプレイサイズが13~14インチクラス(15インチでは大きすぎ)
3 解像度が1280×800より1段階精細なこと(これ重要!)
4 頭脳はCore2Duo 2GHz以上。
5 メモリーは最低2GHz。
6 DVDが焼けること。
7 堅牢であること。(天板を押してへこむようなのは×)
8 価格は総支払額100,000円未満。もはやパソコンは消耗品なので・・・
この条件で直販系のサイトはほぼすべてと言っていいぐらい調べたが、どうやらディスプレイ解像度の条件が厳しいようで、ほとんどの機種が13~14インチだとWXGA 1280×800になってしまうためアウト。また、堅牢さも少し厳しいか。店頭で触った限り、天板がふにゃふにゃしているメーカー製ノートパソコンの多いこと多いこと・・・。
そう、レノボを除いては。レノボR400だと14.1インチにオプションでWXGA+ 1440×900が選べ、さらにうれしいことに同時にLEDバックライトにグレードアップになるのだ。すばらしいぞレノボ。
tskのパソコン選びのポイントは、必ずノートであること。これは、高密度に集積されたワンモーションなハイテクガジェットゆえに猛烈に所有欲をかき立てられるのであって、内部スカスカで、モニターやらキーボードやらいろんなデバイスを何本ものコードで繋ぎまくるデスクトップシステムなんて場所だけとる美しくないただの装置群、仕事をこなすためだけの道具であり、少なくとも所有欲はまったく沸かない。
次に重視する条件は、ちょうどいい大きさでかつ高解像度であること。でかけりゃそれはもうノートじゃないし、解像度には「その時代に最も主流な解像度から1段階だけ高精細であること」というtsk特有の強いこだわりがある。
理由は情報量と見やすさのバランスが最も優れていると思うから。
主流の解像度(今だとワイド画面の13~14インチで1280×800)だと微妙に文字がでかく「もう少し文字が小さくても十分に認識できるから、その分1画面に同時表示する情報を多くしてくれ」って感じになる。
VAIOを買った時も当時1024×768のXGAが主流だったのでQVGA1280×960とかSXGA1280×1024とかSXGA+1400×1050のノートパソコンを血眼になって探した記憶がある。結果VAIOは14.1インチで1400×1050となったが、これだと2ランクアップで情報量は格段に増えるが、いかんせん字が小さくなって、どうしても目を凝らしがちになり疲れやすい。
今回はきちっとWXGAの1段階上を購入できたので満足である。
それからキータッチもかなりこだわる部分ではあるのだが・・・
実は今回買ってみて最も評価が微妙なのがキーボード部分である。かつてのIBM時代のThinkpadのキーボードは本当に打ちやすかった。あこがれだった、と言っても過言ではない。
しかし、記憶の美化作用か、レノボの今回のもののキータッチが少しだけ当時のものより「重く」なっているような気がするのは、気のせいだろうか?
キーの配置、剛性感、押し下げる力の掛かり具合、静粛性、擬音語で表現すれば「スコッ」っていう感じなど全体として絶妙に調整されているのだが、少し、ほんの少し、いやわずかだけキーが動き始めるのに必要とされる初動力が大きいように感じるのだ。
しかし、総じて満足である。この値段でこの性能・仕様はレノボしかなかったし、ほんのわずかに重めだが満足できるキータッチも手に入れたのだから。
むしろ、新OSであるWindows7の方に納得しがたい仕様の変更が多いのが気になる。もっともVista(MacにBootcampモードでインストール)と比べれば何倍も優れているとは思うのだが・・・。
ぜひ長く、消耗品とはいえ、なんとか10年ぐらいは愛用したいと思う今日この頃である。
オヤジになってきて、自分でもモノ選びが変わってきたと思う。
若い頃は、「安かろう、悪かろう、それも結構。買い替え上等!」みたいな感じだったのが、今では、「多少、値は張っても、本当に気に入ったモノだけを手元に置いて、かつそれを長く愛用したいよね、うん。」というスタイルになりつつある。
それがいいことなのかどうか分からないのだが・・・
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