2017年10月2日

No.47 ビクセンの星見専用双眼鏡 SG2.1×42 を手に入れて、みた(見た)

今年は10月21日の夜8時頃からオリオン座流星群が極大を迎える。
今回は観察に向けた気合いの入り方が少し違う。
ちょっとしたモノを入手(ニヤリ)したのだ。

(箱、本体、取説、レンズキャップ×4、ストラップ、ソフトケース)

気合の入る理由その1・・・
「土曜日」だから。
そして「新月」で月明かりのない絶好の観察条件だから。
この組み合わせはめったにない(はず)。

平日だと、次の日のことを考えてしまい夜間の星空観察に身も心もひたり切ることができない。
一方、土曜日なら、外にNYチェアを置いて、傍らにコーヒーとクッキーを準備し、時間を気にせず、適度に緊張しながらもぼんやりと視野を広めに星々の海を眺められる。

嗚呼「至福」。
これを至福の一時と呼ばずして何と呼ぶ。
今から21日の夜が晴れることをマジで超祈りたい。

気合いの入り方の違う理由がもう一つ。
星見専用の双眼鏡を入手したのだ。
「ビクセン星見専用双眼鏡 SG2.1×42」
この2.1は倍率2.1倍、42はレンズ口径42mmの意味。
「買った」のではなく「入手」である。

ある自治体のふるさと納税に寄附しその返礼品としていただいたもの。

ふるさと納税と言えば、今年の春先に国が各自治体宛てに「返礼品の価格は寄付額の3割まで」との通知を出し、加熱する寄附獲得競争を牽制したことが話題となったのだが、個人的には「国よ、よけいなことをしてくれるな!」と言いたいところ。

で、このSG2.1×42、実売価格をアマゾンなどで調べてみると、えっ!寄付額の3割どころか4割以上じゃないか? 40数パーセントっ? 寄付にラストスパートという概念があるならばそれは今この時だ! と思い、当該自治体に寄附させていただいた次第。
(ここの記述はあくまで6月時点での個人の感想と自己判断なので、気になる人は自分で調べてください)

例年、8月お盆のペルセウス座流星群は肉眼か低倍率のオペラグラスで観察していたので、それに間に合うようにと思い、7月下旬には返礼品として届いていたのだが、今年の8月は12日も13日もあいにくの曇り空でビクセンSG2.1の流星観察デビュー戦とはいかなかった。

そういうこともあり今年のオリオン座流星群観察には大いに期待しているのである。



最後に、ビクセンSG2.1の簡単なレビューを。

まず、箱から取り出し持ってみる。
「おっ、重い」
ずしりとダイキャスト感丸出しで高級感ビシバシ。お前は超合金ロボか!と思わず突っ込みたくなるほど。そして、作り込みにまったくスキがない。安っぽさとは無縁の超絶外観にまずうっとり。

ちなみに、そもそも倍率2倍程度の双眼鏡って何の意味が?、という方に。
このビクセンSG2.1は星見の専用品。専用品ゆえ特化目的で高いパフォーマンスを発揮するのである

実際には、2.1倍だとはさほどの拡大効果はない。目の前のテレビを見ても42型が50型になったぐらいの感覚である。

だが、星見だと肉眼に比べそれなりに広い視野で星空を眺めることができることに加え、何より素晴らしいのは集光効果で肉眼で見るより1~2等級暗い星も見えるようになるので、目の前に広がる星空が、ぱーっと明るく華やかなものになる。
条件が整えば(新月であること、周囲に街灯などの社会光が少ないなど)写真集に載っている満点の星空の美しい写真のような景色が眼前に広がる・・・
・・・はずである。まだ、そこまで好条件で使用できていないのだが。でも、その手応えアリなとても性能の良い製品だと思う。

メーカーサイトにも、「星座の星の並びや星座の中にある星団や星雲などの天体を確かめながら観察できる」とあるので低倍率で全体像を眺めるのに特化した仕様ではないかと。
おそらくは、気軽に手持ちの双眼鏡で星空ウォッチングをやってみたが倍率高すぎて手ブレでイマイチうまく観察できない、そういう方にオススメです! みたいなマーケティングなのだろう。

それから、矯正視力が1.0ないとピントが合わない、との説明書きがあり、toskaniniの裸眼視力は右0.4、左0.3なのだが、裸眼で試してみるとなんとかピントは両眼視野だとギリギリ実用レベル程度には合わせることが可能である。
ただし、片目づつ確認すると視野の周辺部が微妙にピントずれを起こしている。

この現象が仕様で想定する周辺部のゆがみなのか、視力1.0未満状態なのでピントが調節しきれていないからなのかは、現時点では分からない。

附属のソフトケースはデザイン的・機能的にいい物だと思う。
すべてメードインジャパンなのも良い。
寄附した自治体の地域興しだけじゃなく産業の内需拡大にも貢献できたかも。

「アストロノート(宇宙飛行士)になりたい」と思った幼い頃の夢。
(ちなみに、米:Astronaut アストロノート、露:kosmonaut コスモノート、と呼び名が違うが、どこで訓練したかによるとのことらしい。なので日本人宇宙飛行士だと、秋山豊寛さんはコスモノートで、毛利衛さんはアストロノートなのだそうである。Wikipediaより

なりたいと思ったきっかけは、小学生の頃にテレビに釘付けになって見たNHKのアニメ「キャプテン・フューチャー」に感化されて。
単細胞すぎて我ながら恥ずかしい(笑)。

その後、仕事で宇宙開発事業団:NASDA(現JAXA)の職員の方と酒を飲む機会(実質合コンである・・・)があったが、宇宙飛行士の訓練裏話なんかを聞くとやはりtoskanini程度では到底なれなかったけど・・・なってみたかったなぁ。アストロノート。


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