我が家の大震災の影響は、まあいろいろとあったのだが、とりあえず大小の復旧や片づけも済んで一段落したところである。
tskの書斎も本棚の中身が散乱したり、棚の上に置いていたものやスピーカーが落ちたり倒れたりと「散らかった」程度かなと漠然と考えていたのだが・・・
忙しくゆっくりと音楽を聞く暇もなかったので、たまにはと思っていざリスニングしてみたら・・・
「んっ?」
「あれっ?」
音が軽いのである。どうやら右のBOSE125なのだが、スピーカースタンドから落ちた際にどこか壊れてしまったらしいのだ。
このBOSE125、15cmユニット単発のフルレンジスピーカー。「アコースティック・ウェーブユニット」と称される独自の低音再生機構は確かに立派なもので、たかだか20cmの箱からこれほどの・・・というぐらいの重低音が飛び出してくる。
tskも初めて聞いたときにはちょっと驚いた。
ポートの形状、アルミハイブリッドのボディ、エンハンスのための独自電気回路の組み合わせと推察するが(当然に共鳴させる詳しい原理は企業秘密となっている)そのどこかが壊れたのだろう。
修理に出すしかないだろうな、なんて思いつつ・・・いつもの悪い癖が・・・
スピーカー買っちゃったのよね。
相変わらず衝動買いの治らないtskなのであった。あはっ
往年の銘器DIATONE DS-77HRX(1988年製)。
(兄の所有するDS-73Dに対抗したわけではない)
専用品ではないがダイヤトーン製のスタンドも付属、とあったので相場よりはかなり高めだったが、速攻、ヤフオクでゲット!
案外スピーカースタンドって大切かな。買うと結構値段高いし。
それに、相場より高かったって書いたけど、このクラスの満足できるそれなりの新品スピーカーを買うことを考えれば予算は10分の1で済んだって感覚でいるんだけど。
肝心の音だが、ファーストインプレッションを。
ずっとフルレンジに親しんでたので、たまに3ウェイを聞くとまったく違う感じがする。
31cm径のウーファーから出てくるのはキレのある極上の極大重低音。
スコーカーは上品にヴォーカルを奏でてくれる。
そして、このDS-77HRXは、前年モデルのDS-77HRからトゥイーターが大きく改良されていて当時の上級機採用のボロンDUD方式による2.5cm径ドーム型ユニットが搭載されてる。伸びやかな音がすると感じたが、この部分は今後再生ソースを変えながら確かめていこうかなと。
SANSUIのアンプもそうだが、中古品を(それも程度のいい完動品か、整備済品)探さない限りもうこの美しいDIATONEサウンドを聞けないわけで、そう考えるとちょっとさみしい。
苦労したのは、そのサイズ。
70cmの高さと1本30kgの重さ。(写真のCDと比較してみて)
ひとりで2階の書斎まで運んで、据え付けて・・・
死んだ・・・筋肉痛になった・・・
でも、買って良かった。うん、満足。
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