2008年6月28日

No.6 金貨の魅力

子どもの頃、スティーブンソンの「宝島」を読んだ。
その後、アニメ(たぶん東京新社ムービー製)版の「宝島」も見た。

海賊が隠した財宝の在処を示した地図を手に入れたシルバー船長一行は一路、密林茂る無人島へ。

地図の謎を解きながら、大自然の脅威、仲間割れなどを経て、最後には金銀財宝を手に入れる・・・という話。

子供心にどきどきわくわくしながら、ページを読み進めた記憶がある。

今でも、冒険もののハリウッド映画が好きなのはそういった子どもの頃の体験があるからなのかとも思う。




さて、写真は長い期間かけて買い集めた十数枚の1オンスの金貨とプラチナ貨である。

現在、空前の金・プラチナ高騰期であり、たぶん買った時の値段の4~5倍になっているから、売れば一財産になるはずなのだが・・・
(写真下のコイン(イーグルプラチナ貨1オンス)1枚当たりの買い取り価格は、なんと239,955円だそうな。H20.6.27付け田中貴金属HPによる)

売れない・・・売るなんてとてもできない。

金貨を見つめていると、古来から権力者が富の象徴として金をこぞって集めた気持ちが分かりすぎるぐらいによく分かる。
所有していることに意味があるのである。持ってるだけで満足。投機目的だとかじゃなく、ただ単に欲しいから。理由なんてなく「欲しいから」の一言に尽きるわけ。

そんな気持ちが理解できないという人は、一度小さな金貨を購入してみることをお勧めする。1/10オンスの金貨だと1万円ちょいで買えるはずなので。


ちなみに、いざというときの流動性も確保しなくちゃなんないから、「金貨はウィーンとカンガルーを半分ずつ、プラチナ貨はイーグル」がコレクトポリシーとなってる。

パンダ金貨はデザイン的にはいいと思うんだけども、個人的に中国政府のものの考え方に共感できないため、購入しないことにしています。

二人の娘が結婚するときには何枚かずつくれてやる予定です。信用貨幣やクレジットカードのような虚構の価値が氾濫する時代に、存在そのものに価値を宿すものもあるんだと分かってほしいから。


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