2021年1月24日

No.78 国産鉱物15 福島県で紫水晶を採集

こんな寒いのに鉱物採集に行ってきた。
これだから石バカは・・・

雪がやや残る福島県北部のX鉱山のズリ場での表面採集。


まずは紫水晶の小石。大好きな「Pebble of Deep Purple」である。
ズリ場の手前の林道の轍のタイヤ跡に埋まってた。
まさか、そんな所に落ちてるはずがないので、最初は黒紫のただの小石にしか見えなかった。・・・がよくよく考えてみると「黒紫」のただの石ころはないわけで、ふと手に取ってみたらなんとこの石だったと。ラッキー!!!
紫の石英かな・・・違う、アメシストのクラスターだ。

こんな石。けっこう透明感のある微小なアメシスト結晶のクラスターである。

白色LED光の透過色。桃色~ぶどう色まで綺麗に発色する。透明度が高く光を当てる角度によってはもっと透過するが写真にすると白飛びしてしまうため、わざと半量ぐらいしか透過させていない。


もう一つの紫の小石。紫は濃い目だが色がくすんでいる。こちらはアメシストと呼べない石英クラスである。




中央部が水晶のクラスターになっていて光を当てるとキラキラ輝く。
左側に内部に薄紫色のアメジストを噛んでいるらしき筋が見える。



岩塊に走る太い石英の脈。経験上、脈が太くなっている部分の中は晶洞になっている可能性が高い。しかも色が紫!!。
アメジストのクラスターの予感が・・・。することのない時用にまだ割らずに取っておこう ^^)

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