先週、久しぶりに宮城県の某河川へ鉱物採集に出かけてきた。
実は、鉱物採集の他に、「山菜採り」という隠れたる目的が・・・けっこう暖かい日が続いて、地元、広瀬川の川べりのコゴミはスッカリ盛りを過ぎてしまい、今年は諦めるか・・・と思っていたのだが、そういえば、宮城で鉱物採集するあの山にはコゴミの群生地があったよな、高地なのでまだ、あるんじゃね??、と思い、もしだめでも鉱物採集できるでしょ!、というノリで出かけたのだ。
結果は・・・
しかも、群れに襲われた(笑)
写真で見る以上に大量にある。リュックがパンパンになったほど。
コゴミは、大鍋で2分ゆでて→冷水でアク抜き。その後、麺つゆ+ごま油に一晩漬け込み、特製「コゴミの醤油漬け」完成!!
ゼンマイは大きいタッパーで塩漬けにした。必要分だけ塩抜きして油揚げや厚揚げと一緒に炒めるとめちゃくちゃ旨い。
問題点はいずれも、酒が進みすぎて肝臓に負荷が・・・(泣)
本日、1つ目は、おっ晶洞が見えてる。中にクラスターが高い確率で・・・
結果は、残念ながら鉄分でまっ茶色になってました。写真はなし、です。
やっぱり、入り口が空いていると中が汚れていてきれいなクラスターとは巡り会えないということか。
しかし、閉じた晶洞は石の外側からは分からないわけで・・・どうやって見つける?
完全なるディレンマやな。
そうこうしてるうちに、こんな岩塊が・・・
割れた面に、なんと晶洞が!
やったぜ、無傷の閉じたままの晶洞や!!
入り口を割り欠きしながら慎重に広げると、うん、良さげな感じのクラスターです。
水晶の細かい群晶の手前には方解石の黄味がかった四角い方解石の結晶も見える(方沸石かな?)多分、長波紫外線で白く蛍光するタイプではないかと思う。
と、ここで、下流から人の気配が・・・
「こんにちは」
互いに挨拶を交わしてみたところ・・・
なんと、当ブログを愛読してくれている方であった。これは、めちゃくちゃ嬉しかった。
なんでも、このブログの記事で興味を持って、この場所を自力で探し当てたとのこと。
素晴らしい。
あまりにも嬉しかったのでこの採ったばかりの石を差し上げた。
Yさん、また、お会いできるといいですね。
なんでも、このブログの記事で興味を持って、この場所を自力で探し当てたとのこと。
素晴らしい。
あまりにも嬉しかったのでこの採ったばかりの石を差し上げた。
Yさん、また、お会いできるといいですね。
同じ母岩から割り出した石。こっちは大きい無色の結晶の入ったクラスター。グッド!
写真からは奥行きが分からないが、かなり大きい岩塊である。重さはゆうに2kg超え。晶洞以外の部分を割り落としたいとも思ったが瑪瑙の層の感じからは結晶部分を壊してしまうリスクが高いと判断、このまま持ち帰ることに。だが、リュックには山菜が・・・(泣)
が、あくまで結晶は透明。ヴェリーグッド!!
ここで、本日の鉱物・山菜採集は終了とした。
里まで降りてくると、桜がお出迎え。
散り始めているとはいえ、高地のヤマザクラゆえだろう、4月下旬にもかかわらずまだまだ花びらが残っていて綺麗。今年も桜を堪能でき満足至極。エクセレント!!!
大量大量・・・と満足感に酔いしれながら、ワンハンドステアでAgipレヴォーグはさっそうと峠を駆けぬけるのであった。
帰りにまだ時間があったので、福島県のX鉱山のズリ場で短時間勝負してみた。
そしたら・・・
当たり、である。ものの30分もしないうちにズリパッカーンでこの石が。
上の写真、凝灰岩の左側に縦に富鉱帯が走っているがルーペで見ると銀や金ではなく黄鉄鉱の粒のようである。そして、特筆すべきが雪のような白地に咲く藤の花。白とぶどう色の対比が美しい。当然ながら割れた面なので乾いた状態でのこの発色は見事。
悩ましいのが、アメシストなのか紫石英なのかということ。綺麗な六角柱でこそないが、周囲の白い石英部分から浮き上がる未発達の結晶ということが確認できるのでアメシストの標本と呼んで差し支えないはず。
あらためて、家に帰ってオス部とメス部が揃って記念撮影。
奇跡的にどちらも、標本として同程度の見ごたえがある。通常、どちらかにきれいな部分が偏るのだが。お気に入りのアメシスト標本となった。
この標本は、以前、ズリ場へ繋がる林道で偶然に見つけたもの。一間幅すらない細い獣道のような林道なのだが、わずかに紫の部分が表面に出ていて気づくことができた。メガラッキーである。多分林道整備の路盤材としてズリを利用したのだろう。
これもX鉱山のズリ場で以前採集したもの。白地に紫の対比が美しい。まるでアメジストの卵みたい。
拾ったときは凹みが滑石に覆われていて、紫が見え隠れする程度。まさか、中にアメジストの結晶が隠れているとは思わなかった。
もしかすると捨てていたかも。ギガラッキー!!
こんにちは、記事楽しみにしておりました。
返信削除産地を探していたらまさかのご本人にお会いするという正解に行き着き、満足感に浸っておりましたが、
記事の素晴らしい石たちを見て、また行ってみたくなりました。
またお会いできたら!
ユウキさん、コメありがとうございます。
削除その節はありがとうございました。
あの場所はそのまま沢登りしても、間もなく堰堤で行き止まりになるので、さらに上流へと進むには別のポイントから川に降りる必要があります。
ぜひ新たな探索にチャレンジしてみてください。
鉱物採集中に同好の方に会えると、やる気が湧いてきます。
またお会いしましょう(*^^*)