2025年5月31日

No.108 水石の美学を苔を使ってちょい拡張してみたんだが

水盤に白砂を敷き詰め、ただ石のみを配す。
限られた要素が紡ぐ、極度に単純化された、ときに雄大、ときに素朴な大自然の景。

この水石趣味、エターナリティ(恒久製)が究極に極まっててサイコーにtoskaniniの好みなのだが、アップグレードの余地はないのかって話である。

で、地元の集会所の軒先にあった苔を拝借し、十年ほど前に自採した好間川石のベースとしてみた。要は水石鑑賞の3要素の一つを置き換えてみたらどうなるか、ということ。

1水盤、2白砂、3景石
     ↓
1水盤、2苔、3景石






これはこれで、水石の美をスポイルはしないし、むしろ、グリーンが加わることで盆栽の精神世界に少し寄るような気がする。
しかし、である。
水やりが必要な点でエターナリティの重要な構成要素の一つメインテナンスフリーが完全に損なわれるため、この作品以外には手を出さないな、多分。


芸術・アート、美術品
 No.108 水石と苔を組み合わせてみた
 No.101 枯山水プロジェクト その2
 No.100 枯山水プロジェクト その1 
 No.98 和式ナイフの名品 「侍Ⅱ」
 No.92 水石 ~好間川石をオフィスに飾った~
 No.81 ジョッターは祖父の思い出とともに
 No.72 水石の世界 ~掌上の大自然~
 No.59 阿武隈川本流で「埋もれ木」を採集
 No.51 パステル画の魅力
 No.43 やっと中国茶器セットが揃ったのだ!
 No.39 至高のクリスタル ~ バカラ ~
 No.29 枯山水をこの手に ~挑め! 龍安寺石庭レプリカ作成~
 No.26 先人の知恵「宝瓶急須」
 No.6 金貨の魅力 ~手近な「財宝」~
 No.4 日本刀のようなナイフ
 No.3 自然が生んだ超レアアイテム「香木」

別のジャンルへ
 オーディオ 芸術・アート
 国産鉱物 腕時計 ブランド
 名作椅子 革靴  
 美食・酒 謎・テクノロジー・宇宙

0 件のコメント:

コメントを投稿